北坂戸・川越・北坂戸NEXT
続いては運動療育の様子です。
マットを使っての体幹トレーニングはすっかり慣れたようですね。
今回の課題運動ではジャンプをたくさんしてもらいました。 ジャンプ力には筋力だけではなく関節の柔らかさ、バランスをとる力なども大きく影響しており、苦手な子も多いのですが、浮遊感が好きで普段から跳ねまわっているような児童の場合は意外と上手だったりします。
この日はまず身体を使ってじゃんけんをやりました。
足を閉じたらグー。横に開いたらパー。前後に開いたらチョキ。
まずこの説明をしっかり憶えていられるかどうかが一つ目のハードル。 そして実際に動かすときの短時間での動作選択・実行が二つ目のハードルです。
パーを出す子が多かったですね。チョキを出した子の勝率高し。
一度出した型ばかり連続して出している子もちらほら。
足を肩幅に開いた状態から始めてもらったから、出しやすいパーになりやすかったのだとして……同じ型を何度も出している子は、「ジャン・ケン・ポン」の短い時間でジャンプして咄嗟に思った通りの記号に対応した足の形が思い出せなかったか。逆に頭では思い出せて動こうとしたけれど、身体がついてきていないのか。その両方か。あるいは単に疲れる、面倒だからか。
こうした複合課題からは得られる情報も多かったです。
最後にじゃんけんリレー。小さな輪っかの上をつま先立ちでジャンプしていって、出会ったところでじゃんけんをします。
負けたら列の後ろに回り、勝ったら相手がいるところまで進めるという、なかなかせわしないゲームです。
みんな自分の番がきたらサッと飛び出していきます。
大きな子と小さい子でも対等にやれるのがこういうゲーム形式のいいところですね。
次の課題運動は、足を使うドリブルとシュートです。
準備運動ではドンドンと足を踏み鳴らして、足底に刺激を入れていきます。
紙で作った球をドリブルしてもらいます。普通のボールと違って素直に転がってくれるとは限らないので、細かく調節する必要があります。
強く蹴りすぎると遠くに行ってしまうので慌てて追いかけることになります。
足元で細かく球の位置を調節しながらテンポよく先に進むのはなかなか大変です。
年上の子はさすがに上手ですね。
最後は床に置かれたフープの中にシュート!
これがなかなか難しい。縁を乗り越えて、でも中で止まる程度の力で蹴らなければなりません。
全力を出してパワーを鍛えることも大事ですが、こんな風に力の調節を意識することで動きの正確性を高めていくこともまた重要ですね。
今回の更新はこれまで。
次回は3月のはぴねすくらぶ川越①からです。
なるべく早くお届けできるよう頑張ります。
※写真は保護者の方の了承のもと使用させていただいております。