北坂戸・川越・北坂戸NEXT
続いて、運動療育の様子です。
九月は探索と移動を課題運動としました。探索には目、首の運動のほかに、注意力の分配や記憶力といった高次の脳機能が加わってきます。
まずは下半身と体幹のトレーニングをじっくりやっていきます。
探索目標は色紙です。指定された色に向かって走ってー
しっかり腰を下ろしてタッチ。
次はチームごとに。
ランダムに配置された色紙の中から、指定された色を探し出してタッチしてもらいます。
注意の分配や記憶がまだ苦手な下級生チームは、自分で探索するよりも、誰かが動いた先に向かった方が楽で確実なので、一つのところに集まりがちです。
「いくつもあるから、ちゃんと自分で探すんだよ」と伝えて、ヒントなども出していきます。
あ、オレンジあった!
自分で見つけられた方がやっぱり嬉しいようです。
最後は全員で探してもらいます。
早い者勝ち、といったわけでもないのですが、自然と一番乗りを目指しているようです。
ゆっくりと全体を眺める子、とりあえず走り出してから探す子、それぞれやり方に性格が出ますね。
複数の色を指定すると、それらの色を覚えておきつつ探さなければなりません。
参加する子どもたちの力に合わせて、難易度を調整していきました。
最後に、手の運動(工作)の様子です。
繭玉というと季節の飾り物のイメージが浮かびますが、今回の工作では遊べる繭玉を作ってみました。
作り方は簡単。まずアルミホイルでビー玉を少し余裕をもってくるみます。
あとはタッパーなどの入れ物に入れてバタバタとかき混ぜるだけ。
タッパーの中で壁にぶつかることで、角が取れて丸みを帯びていき、アルミホイルが繭状になっていきます。
これを木のレールの上に転がすと、ゴロンゴロンと不思議な転がり方をします。
作り方は簡単なのでだれでも作れますが、バタバタと容器を振るのに結構な腕力が必要になります。
遊んでいる最中に繭玉が凹んだりしても、またタッパーに入れて振れば元通りです。
好きな色を塗ってみたり、模様を描いてみるのもいいですね。
短いレールを持って、行ったり来たりさせる遊びも。
速度調整が結構難しいです。半分通り過ぎる前に反対側を傾けないと間に合わないくらい。
子どもたちが楽しみながら、何か得られるものがあるように。
これからも色々と考えていきたいと思います。
10月のはぴねすくらぶ川越①に続きます
※写真は保護者の方の了承のもと使用させていただいております。