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はぴねすくらぶ

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はぴ川の体力測定風景

寒さは増して空気も乾燥し、夕方五時にはすっかり暗くなってしまうようになりました。
いよいよ本格的な冬が近づいてきましたね。

 

こんにちは、はぴねすくらぶ川越です。

 

今回は11月にはぴねすくらぶ川越で行った体力測定の様子をお伝えしていきます。

毎年はぴねすくらぶで行われている体力測定。運動療育などの成果を測る目安としても使っています。

自分の力が数字になって見えるということで、特に男子に積極的な子も多いこのイベント。

今年もしっかりやっていきました。

まずは握力計。

腕を伸ばして力いっぱい、ぎゅっと計器を握りこみます。

物をつかんだり持ち上げたりするのに必要なこの力。自立した生活を送るには成人で最低でも16kgは必要と言われています。

子どもがこの水準に達するのは男女まとめた平均値で小学校5年生程度ですね。

次に上体起こし。

いわゆる腹筋を鍛える運動として知られていますが、腹直筋は身体の姿勢を形作る体幹筋の重要な一部です。

姿勢を保つ力はあらゆる運動の基礎となります。身体がふにゃふにゃで支えがないうちは思うように動けませんからね。

はぴねすくらぶの運動療育ではこうした体幹筋を特に意識して動かしてもらっているので、上体起こしはやりなれた子も多いです。

開眼片足立ちは、実際に不安定な姿勢を保持する力を見ていく種目です。

体幹筋の力や協調した動きだけでなく、注意を持続する力なども見られます。

120秒を越したら最高記録。今年は3人いました。すごい!!

長座体前屈という聞きなれない種目は、柔軟性を測るものです。

柔軟性は、筋肉の伸ばすべきところを伸ばし、縮めるべきところを縮める力があると高くなります。

腕を曲げるとき、いわゆる「力こぶ」に当たる筋肉は縮んで硬くなっていますが、その反対側にある筋肉は伸びていますよね。

逆に腕を伸ばすときは、力こぶは伸びてなくなり、代わりに反対側の筋肉がぐっと縮んで硬くなっています。

こうした体の仕組みを「相反神経支配」といいます。

これがどれくらい働く状態になっているかを見るのが、この種目。

この長座体前屈は、足の裏側にある、ひざを曲げる役割を持つ筋肉を伸ばす動きです。

これをスムーズに行うには、ひざの裏側の筋肉を伸ばそうとするよりも、ひざの表側、ひざを伸ばす役割をもつ筋肉を縮めるように意識するといいのです。

だからやるときに「足をしっかり伸ばしておいてね」と言うわけです。

反復横跳びは決められた狭い範囲を行ったり来たりすることで、重心の制御や力の調節などを含んだ複雑な運動をする力を見ていきます。

運動不足の大人が本気でやると、自分の中の経験と実際の体重・筋力がかみ合わなくてすっ転んだりします。

単純な筋力などとは違い、技術の要素があるため、かなり難しい動きです。

子どもたちは体重が軽いこともあり、ぴょこぴょことやってくれていますが、結構大変なことをしているんですよね……。

最後に立ち幅跳び。これもまた技術の要素があるものです。

まずは脚力。そして地面を蹴る力を体を浮かせる力に変換するためには、腰を通じての上半身との連動が大事になってきます。

そして着地時に重心の制御をし、瞬間的にバランスをとる力がないとその場に立つことが出来ず、転んでしまいます。

また、転ぶんじゃないかという恐怖に打ち勝つ精神力なども必要になってきますね。

写真に撮ると、これだけ傾いた体をよく立たせているものだと感心してしまいます。

 

数字も大事ですが、どのように体を動かして、どれだけチャレンジしているのかを見たほうが、子どもたちの成長を測れるものです。

保護者様にお渡しする紙には数字だけしか書けませんが、そこには本当はもっといっぱい成長や変化があるんです。

そもそも学校が終わった後に来て、いつもの活動の後にさらに体力測定に参加してくれるだけで、もうすごい偉いんですよ!

せっかくなので、ブログでそうしたことをお伝えできたらと思い、長々と書いてしまいました。

子どもたちの頑張りがちょっとでも伝わったら、幸いです。

 

 

※写真は保護者の方の了承のもと使用させていただいております。

 

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